Eno.7 禍津神陽 セトの日記

11.無題

見ていましたか?
我が国で馴染み深い 香辛料らしきものの調合に成功したよ〜!!!味も 俺たちの舌を通して感じることが出来ましたか?なかなか 上手くできていると思いませんか?俺たち 薬味の調合も できてしまう♪

珍しくトトが探索へ出向き 喜び勇んで持ち帰ってきた花のうち 赤っぽい色のもの。これを砕いて乾かしたものが なんと言うか。だいぶ。だいぶと。だいぶとアレに似ている。我々の国で 見たことある気がする。気がするだけですが。
こちらの花 傷をつけると発火するのだが 砕く最中 最期の抵抗とばかりに 細かく散り散りとなった 破片から炎を繋ぎ 爆発的炎上するので 俺たちは元より指の感覚がほとんど無くて良かったと思う。
万が一有ったならば この極めて危険な物体を 素手のまま 石などを用いて砕くなどという 極めて恐ろしいことは とても 行えなかったであろう。

というか 離島の探索の好きそうな トトを初めとして。生物ちゃんたちが この花を うっかり踏んづけたりして 火傷したりしたら 俺たち いやよ……特に チャロちゃんや カニちゃんたちが 万が一にも いい香りになっちゃったりしたら 俺たち ほんとうに いや……
てか 他人事ですが 俺たち 超裸足なのだが。
踏んづけたら一番火傷するだろ。いや 違う。遊んでいる訳ではない。爪が尖っちゃってるので 入る靴が無いのだ。俺たちは 手袋も付けられない。それに似ている。
前も砂浜で遊んでいたら ブロック型のプラ材を踏み抜いて 人間ちゃんと同じ硬度となった俺たち 物凄く痛かったが。あれ何。ジャパニーズ マキビシ?足を防護する靴の登場が待たれるところだ。



だいぶと脱線したが 上記の理由により
俺たち お肉の仕込みに 凝っております♪
なに。この島ではたくさんお食事が取れるので 必要ない?お黙り。必要のないものこそ 心を豊かにするということ 俺たち この島に来て よく学びました。何より この島から 自力で脱出することを 視野に入れなくては ならない。


俺たちが焚き火に当たりながら 肉を燻製にしている間に るいちゃんが拉麺を ガザミちゃんがプリンのお城を作っていました。ふたりとも仰々しく 成果物の前へ座していて 面白かった。
カニって座るんか?
……再び 脱線したが 拉麺は 腹ペコのボタンちゃんが食うてた。日本人が作ったラーメンを 日本人が食うてた。これがワビサビですか?

ガザミちゃんの作った プリンのお城は 俺たちみんなで食べたよ。甘かったねえ 美味しかったねえ。なんだか 久しぶりに ほっとしたねえ。
ほーら。言ったでしょう。必要のないものこそ 心を豊かにすると。あのカニちゃんなら 住めてしまいそうな プリンのお山は 間違いなく 俺たちの心を豊かにしたのですよ。

まあ 俺たちは 本当は プリンよりも。
カニちゃんの お心遣いが 嬉しかったのだがね。

ミャーン!