Eno.386 或る虚伝より生まれ抗うモノの日記

No,16_何時の間にか

誰かが、石碑を手に入れて修復まで持っていってた、らしい。

俺は前回も読んだが、念の為確認しておく。



研鑽重ね究めた我が術が果ては、やがて海とひとつとなり、多くのものを蓄えるであろう。
 外海の糧を飲み、富める海へと成った暁を我が見ることは叶わぬが、我は既に満たされた。

 沈みゆく我が故郷レムリア、この碑に刻み記し、かの海へと遺さん。
 どうか、意志なる晶を手にこの碑文を読む者が現れんことを祈る。




…………恐らく。

石碑で遺されている文章は、此の1種類しか無ぇ、のかもな。