『 』
── 約束をした。
お互いの物を託しあった。
長い長い旅路の果てでも、
決して忘れることのないように。
………それでも、忘れられてしまった。
それがただの偶然で、
単純にタイミングが悪くて、
彼に、悪気なんて無かったんだとしても。
“ 一時でも忘れたことは事実だから ”
“ 私だけ忘れられるなんて不公平だから ”
ヒト以上の時を生きていても、
そんなことを考える程度には…
当時の私は、まだ子供だった。
─── だから あんなことをしてしまったのだろう。
『 忘れられてしまったのなら… それならいっそ 今度は 私が── 』
それは、“私”が最後に犯した
一番大きな、過ちだった───