みんなでごはん
敵を前にしてその敵もろとも、魔王軍の錚々たる顔ぶれと食事を囲うことになるとは想定外だった。
それも、その食事を振る舞うのが敵対者たる勇者や上官である火の四天王であったりするものだから戸惑わずにはいられない。
そんな状況が生まれ得るのかと、この無人島生活には自分の想像力の拙さを思い知らされるばかりである。
夢と言われたら信じてしまいそうな、破天荒な展開が続く。
嘗て存在した人間たちの村で鍋料理を囲った日のことを思い出す。
「せっかく穫れたのだから貴方も」と、そのような事を言っていたのだったか。
奇怪な話。奇特な話。奇抜な話に相違ない。
互いに争う立場で、毒蟲相手に何故そのようなことが言えるのか。
一度や、二度ではなかった。
あれも夢であったのだろうか。
否、夢ではないことをピオニーは理解している。遭難している現実が此処にある。
生きて帰還し、また勝利のために貢献する必要がある。なにせ負け続きなのである。
同じ食事を囲う仲も、きっと一時的な話だ。
帰還したら、また決戦が再開するのだろうか。
どうにかして100通りの謝らせ方を引き出す状態に持っていくよう奮闘しなければならない。
待ち受ける現実は、すこし憂鬱だ。
ついでに帰ったら庭にいつの間にか生えた香草の如くモリモリと増えた仕事も片付けなければならない。
それも、その食事を振る舞うのが敵対者たる勇者や上官である火の四天王であったりするものだから戸惑わずにはいられない。
そんな状況が生まれ得るのかと、この無人島生活には自分の想像力の拙さを思い知らされるばかりである。
夢と言われたら信じてしまいそうな、破天荒な展開が続く。
嘗て存在した人間たちの村で鍋料理を囲った日のことを思い出す。
「せっかく穫れたのだから貴方も」と、そのような事を言っていたのだったか。
奇怪な話。奇特な話。奇抜な話に相違ない。
互いに争う立場で、毒蟲相手に何故そのようなことが言えるのか。
一度や、二度ではなかった。
あれも夢であったのだろうか。
否、夢ではないことをピオニーは理解している。遭難している現実が此処にある。
生きて帰還し、また勝利のために貢献する必要がある。なにせ負け続きなのである。
同じ食事を囲う仲も、きっと一時的な話だ。
帰還したら、また決戦が再開するのだろうか。
どうにかして100通りの謝らせ方を引き出す状態に持っていくよう奮闘しなければならない。
待ち受ける現実は、すこし憂鬱だ。
ついでに帰ったら庭にいつの間にか生えた香草の如くモリモリと増えた仕事も片付けなければならない。