砂浜にて
「次の嵐……大きそうだよな。
前回の嵐は一瞬だったけど、今度はそうもいかなさそうだ」
「みんなが頑張ってくれたおかげで、いまは壁があるし……
食料だって水だって、きちんと蓄えられている。」
「心配事はほとんどない。
みんな、きっと拠点の中で大人しくしてくれるだろうし」
「……もう少し危機感を持つべきか?
『たぶん大丈夫だろう』なんて……あの雨雲を目の前に思うことじゃないと思うんだが……」
「みんな、いいやつだよ。
俺が、こうしたらどうだろうと言ったら、全力を尽くしてくれるし……
こうしたらどうだろう、とみんな自身も言ってくれる」
「この状況、資材や食料に奪い合いになってもおかしくないのに。
そんなそぶりはまるで見せないで……」
「たぶん、大丈夫だ。大丈夫なんだ。
このシマにいれば、きっと帰れる。」