Eno.606 聖涙竜の遺仔の日記

No,19_夕暮れ、そして

間も無く、黒い嵐が上陸する頃。

倉庫を確認していたら、気になる物が有ったので、復元しておきました。



研鑽重ね究めた我が術が果ては、やがて海とひとつとなり、多くのものを蓄えるであろう。
 外海の糧を飲み、富める海へと成った暁を我が見ることは叶わぬが、我は既に満たされた。


 沈みゆく我が故郷レムリア、この碑に刻み記し、かの海へと遺さん。
 どうか、意志なる晶を手にこの碑文を読む者が現れんことを祈る。




……"意志なる晶"。

其れが、あの不思議な石の事、なのかしら……