Eno.113 トビアス鹿間の日記

4.嵐だった

倉庫の備蓄がかなり、余裕がある様に見える。
夜のうちに去ってしまえば、案外なんとかなりそう……?
去ってくれるかな?

頻度こそ減ったから、少し安心していた。
過去が追いかけてくる夢は本当に、息が詰まる。

そういえば、去年のあの頃も嵐の様な光景だった。

「……」



首の痣はもう消えている。
両腕の火傷痕は残ってしまったけれど、痛みは無くなった。

……はずなんだけど 、痛む気がするのは。
こうしていまも、隠してしまうのは。
失った味覚が戻る気配が無いのは……?