Eno.673 一之瀬 樹の日記

気持ちの吐き出し

この島に流れ着いてから4日が経った。
今までの人生で経験したことの無い、”はじめて”だらけですごく楽しい。
同じくこの島に流れ着いたみんなと賑やかに過ごすのも。
短い期間だけれど、ひとつ屋根の下、寝食を共にして……みんなはもう家族も同然のような存在。
島の探索に出掛けて帰ってきたみんなに「おかえり」と言うと、なんだか温かい気持ちになる。
みんなのこと、大事で、大好きだ。
それでも礼儀は弁えなければいけないけれど。

この島でみんなと過ごして、1つ1つ思い出が増えるのは嬉しい。
けれど、その分だけ名残惜しさも増えていく。
あと数日でみんなとはお別れしなくちゃいけない。
この島はいずれ海に沈むらしいから、いつまでもは居られなくて。
どういう形であれ、必ずやってくる別れを思うと足がすくんでしまう。
不安とか悲しい気持ちで苦しいなんて、お首にも出さないけどね。
みんなとは最後まで笑って、”楽しかった”ってお別れしたいもの。

あと、みんなには助けて貰ってばかりで焦っているのも、出来ればバレたくはないよね。恥ずかしいから。

残りの時間も楽しく過ごしたい、楽しく過ごしてもらえるように、俺は俺に出来ることを精一杯頑張ろう。

…………なんて、長々と綴ってみたものの、今はカレーが食べたくて、楽しみで、楽しみなんだけどね。ライスもあれば最高だなぁ……。あぁ……カレーのことを考えていたらお腹が減ってしまった…………。