青年の走り書き
書くこともないし、俺の……いや俺のではないけど
彩色魔法について書こうかな。
物体や景色の持つ色彩を元に現象を起こす
其れが《彩色魔法》
効果は皆も知っての通り、火が出たり、水を綺麗にしたり、風を起こしたり
さらに色を組み合わせて効果を発揮する……《極彩色魔法》ってのもある
白と緑で、風力を付与した雲を寝床にしたり―――
あとはまぁ、茶に警戒色系統の色を合わせて土人形の創造とかね。
その全部が、術者の魔力量と力量に左右される、そういう魔法だ。
俺の師匠が使えば、濾過しないで直接真水を出せただろうし
土色だけで拠点も立てれただろうね、俺には無理だけど、才能無いし。



《災色魔法》―――戦闘用の魔法
主に獣や魔物の部位を黒単色で構成した奴なんだけど
代わりに魔力の消費量が多いうえ、術者への負荷も大きい
おいそれと常用出来るもんじゃないし、して良いものでもない。
……ハズなんだけど、俺は殆ど魔力を使わずに此れが行使できちゃうんだよね。
師匠が言うには、「普通の人間じゃないのかもね」なんて。

二本足で歩く、あの世界で生きていながら魔法に向いていない、色彩の無い生物は
何処から来た、何者なのか。
彩色魔法について書こうかな。
物体や景色の持つ色彩を元に現象を起こす
其れが《彩色魔法》
効果は皆も知っての通り、火が出たり、水を綺麗にしたり、風を起こしたり
さらに色を組み合わせて効果を発揮する……《極彩色魔法》ってのもある
白と緑で、風力を付与した雲を寝床にしたり―――
あとはまぁ、茶に警戒色系統の色を合わせて土人形の創造とかね。
その全部が、術者の魔力量と力量に左右される、そういう魔法だ。
俺の師匠が使えば、濾過しないで直接真水を出せただろうし
土色だけで拠点も立てれただろうね、俺には無理だけど、才能無いし。

「そ、才能無いんだよ
俺にとってこの魔法は難しすぎる、師匠のお陰で一人前レベルには使えるけどさ」

「俺に向いてるのはむしろ―――」

「こっちだ」
《災色魔法》―――戦闘用の魔法
主に獣や魔物の部位を黒単色で構成した奴なんだけど
代わりに魔力の消費量が多いうえ、術者への負荷も大きい
おいそれと常用出来るもんじゃないし、して良いものでもない。
……ハズなんだけど、俺は殆ど魔力を使わずに此れが行使できちゃうんだよね。
師匠が言うには、「普通の人間じゃないのかもね」なんて。

「―――別に、人間じゃないならどうだ、って話じゃないけどさ
だったら―――俺は何なんだろうね?」
二本足で歩く、あの世界で生きていながら魔法に向いていない、色彩の無い生物は
何処から来た、何者なのか。