Eno.793 ゼルカの日記

※02

「よっしゃ!今日は『水鉄砲』で遊ぶぞ〜!」

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「わぁすごいお兄ちゃん…!僕も遊んでいい?」



「もちろん!そのために持ってきたんだよ?」

あの子に水鉄砲を渡した。

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「うん…!じゃあ、お水入れてくるね」




今日もいい天気だなぁ…若干雲が多い気がするけど…明日は雨なのかなぁ、じゃあ明日は部屋で遊べることを考えとこ。

何がいいかな…すごろく?しんけんすいじゃく?
いや…あの子は本が好きだから…本を一日中読んであげよう。
探せばまだ読んでない本があるはず、大人の人に聞いてみるか。
あとあの子の好きなお菓子とジュースを床に並べて…って冷たッ。

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「ふふっ隙あり…だよ。
 ぼーっとしてたらどんどん当てちゃうよ…お兄ちゃん!」



「この…やったな〜?倍返しにしてやる!」

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「わ、わぁ〜〜!?」



「受けてみろ!俺の鉄砲捌き!」




引き金を引く

——バァンッ!!






引く前も引いた後はよく覚えてなくて。

ただ汗と涙が出て足から全身に鳥肌が立って。

一気に身体が重くなって。

頭がガンガンガンガン鳴り始めて。

込み上げてきたものが喉から出そうに苦しくて苦しくて。



見たくないけど見たくなって見たら怖い顔をしたあの子がいた。
いまだに忘れられない。