Eno.673 一之瀬 樹の日記

無題



『会社なら優が継ぐから、お前は家の事は気にしないで好きにしなさい』

『ごめんなさいその日は凛のピアノの発表会があるの。見に行けないけど、応援してるから』

『ぼくもっと食べたいよ!ねぇ!いちにいのちょうだ〜い!ねぇねぇ!!』

『あ〜っ!いちにいのキラキラだ〜!!いいなー!!いいなー!!』

『一之瀬程の成績ならもっと上の大学を目指せるのに、もったいないな。そんなに実家が大事か?』

『きみならもっと有名な団体から声が掛かっていただろう。まぁ、うちにはきみのご実家の会社がスポンサーについているからね……』

『あの子、一之瀬くんの弟なんでしょ?仲良くしておけば、一之瀬くんとお近付きになれるかもじゃない?なんかあの子チョロそうだし』

『きみ、凛さんの弟だろう?これ、お姉さんに渡しておいてくれないかな。俺からだと受け取って貰えないかもしれないから……』

『あいつ、一之瀬先輩の弟ってだけで先輩たちから可愛がられてるだろ?だからさ、仲良くしておけばお零れに預かれるかな〜って』

『一之瀬ってさ〜頭良くて運動出来て、オマケに顔も整ってて性格もいいだろ?いいよな〜才能持ってる奴はさ〜〜』

『聞いたところによると一之瀬くんって実家が太いらしいよ!しかも次男なんだって!私恋人立候補しちゃおっかな♡』

『一之瀬って会長の孫らしいじゃん?親切にしておけば俺の株も上がって出世出来るかもだし!』

『あいつ絶対コネ入社だよな。苦労したこと無さそうで羨ましいよ』

『樹は樹の好きなようにしていいんだよ』



せっかく楽しい夢を見ているのに、邪魔をしないで。