闘鴨の書:十一の巻
嵐が一時的に晴れた時間……いわば台風の目というものか。
気晴らしも兼ねて岩場へと赴いたところ、ロクロ殿と出会った。
同じく外の空気を吸いに来たのか――は定かではないが、これも良い機会と思い、アヒルバトルへと誘った。
場所はそのまま岩場……先日に博士――オーコ殿が設置したロック・バトルフィールドを戦いの舞台とした。
拠点に設置されているものとは違い、自然を利用したフィールドは周囲の地形も戦略に入れる必要がある。
これをいかに活用できるかもバトラーとしての腕の見せ所であろう。
……さて、肝心のアヒルバトルだが、結論から書けばこちらの敗北であった。
己のアヒル――水影丸はテクニカルタイプ、強力な闇の力を扱うロクロ殿のギアス・ロギアとは正面からぶつからぬ方が良い。
水手裏剣による遠隔攻撃や、身軽さを活かした接近攻撃、時には岩場を崩して攻めの手段とする。
相手のペースを乱し、じわりと削る作戦であったが……こちらが使った戦法は相手にもやり返される。
ギアス・ロギアはこちらが崩した岩辺に闇の力を纏わせ、反撃としたのだ。
これによって水影丸は手痛い一撃を受けた。
水影丸は改造によって手広い戦法が取れる反面、耐久性には難がある。
一撃を貰った今、早期に決着をつけんとし、カラクリ忍術『火遁・火焔砲』にて不意の一撃を狙った。
これにより、ギアス・ロギアにも痛手を与えることができた――が、それでも彼の者の力は衰えることなく、大技『喰らう闇』によって、水影丸はあえなく沈むこととなった……
双方ギリギリの戦いであったが……しかし、重傷を負いながらもあの出力の技を出せるギアス・ロギアの力や、やはり見事。
あの力を越えられるほどには強くならねばならぬ、とも思わされた。良い勝負であった。
*
ロクロ殿は闇のアヒルバトラーと称され、あまり人の多い場所にもいないように見える。
が、悪い者ではないだろうと、此度のアヒルバトルにて思う。
ロクロ殿はアヒルバトルに真摯であった。
彼の多くを知るわけではないが、彼なりの美学があり、闇のアヒルバトラーをやっているのであろう。
気晴らしも兼ねて岩場へと赴いたところ、ロクロ殿と出会った。
同じく外の空気を吸いに来たのか――は定かではないが、これも良い機会と思い、アヒルバトルへと誘った。
場所はそのまま岩場……先日に博士――オーコ殿が設置したロック・バトルフィールドを戦いの舞台とした。
拠点に設置されているものとは違い、自然を利用したフィールドは周囲の地形も戦略に入れる必要がある。
これをいかに活用できるかもバトラーとしての腕の見せ所であろう。
……さて、肝心のアヒルバトルだが、結論から書けばこちらの敗北であった。
己のアヒル――水影丸はテクニカルタイプ、強力な闇の力を扱うロクロ殿のギアス・ロギアとは正面からぶつからぬ方が良い。
水手裏剣による遠隔攻撃や、身軽さを活かした接近攻撃、時には岩場を崩して攻めの手段とする。
相手のペースを乱し、じわりと削る作戦であったが……こちらが使った戦法は相手にもやり返される。
ギアス・ロギアはこちらが崩した岩辺に闇の力を纏わせ、反撃としたのだ。
これによって水影丸は手痛い一撃を受けた。
水影丸は改造によって手広い戦法が取れる反面、耐久性には難がある。
一撃を貰った今、早期に決着をつけんとし、カラクリ忍術『火遁・火焔砲』にて不意の一撃を狙った。
これにより、ギアス・ロギアにも痛手を与えることができた――が、それでも彼の者の力は衰えることなく、大技『喰らう闇』によって、水影丸はあえなく沈むこととなった……
双方ギリギリの戦いであったが……しかし、重傷を負いながらもあの出力の技を出せるギアス・ロギアの力や、やはり見事。
あの力を越えられるほどには強くならねばならぬ、とも思わされた。良い勝負であった。
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ロクロ殿は闇のアヒルバトラーと称され、あまり人の多い場所にもいないように見える。
が、悪い者ではないだろうと、此度のアヒルバトルにて思う。
ロクロ殿はアヒルバトルに真摯であった。
彼の多くを知るわけではないが、彼なりの美学があり、闇のアヒルバトラーをやっているのであろう。