Eno.984 ミアの日記

無題5

以前と比べてきれいな字で書かれている。
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今日はすごいことがありました。
嵐が過ぎた後、小島の近くに船が着いているのが見えたんです。みんながわくわくしながら船に向かう様子が見えました。確認の結果、船に人はいなかったけれど、金銀財宝やお酒がありました。それから不思議な石板もありました。内容はよくわかりませんでしたが、とにかく収穫の多い船でした。
それともう一つ。シシさんが試し打ちで花火を打ってくれました。とても音が大きくて、赤い花火が上がりました。大きくて明るかったです。これで私たちがここにいることが船にいる人にわかる可能性が一段と高くなりました。

話は変わりますが、嵐の日はみんな静かにしていました。だから私も静かに寝ることにしました。
でもそのあとちょっと目が覚めて、フラワーティーが好きなので、また作ろうとしたらハーブティーができました。味見はしていませんが、倉庫に入れて寝ていたらシシさんが飲んでくれました。キノコを食べた時みたいな変な様子がなくてよかったです。

ここの人たちはほとんど疲れています。ちゃんと生きていてほしいです。セトさんみたいに一度にたくさんものをつかめたらいいのに。そしたらたくさんお茶を作れます。みんなにお茶をあげて、全員元気にします。

報告は以上です。
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ミアは書き終わると、テントの中から皆の様子をうかがった。
今の時間は、どうやら休む時間らしい。静かに時間が過ぎていく。


★ここではない場所、今でないとき、こことは違う世界のどこかにて。
送られてくる情報(視覚情報)を食い入るように眺めてる何者かの姿がある。

まさか自我が生まれるとは、ここまでの高度な思考を獲得するとは。興味深い結果だ。
引き続き、データの収集を続けよう。