Eno.998 《蛇神様》ノイの日記

蛇の独白32

大きな嵐が完全に過ぎた後、拠点の状態を確認すると。
まるでその役目を終えたかのように、我が生命を懸けて作った壁は壊れていた。

ああ、これが。『報われる』という事か。

最初の嵐の時は雨水が垂れてきてしまっていたが、今回は垂れてくる事も無く、ゆっくり休む事ができた。
変わりやすい天候の中で、いつでも一定の安全が見込める場所を護る事ができたのだ、と思うと……不思議な気分だな。

まぁ……直そうと思えば直せない事もない故、また嵐が来そうなら修復しておこう。