Eno.132 エルディス・エアリアルの日記

勇者の日記

不明な島で目を覚ました。魔物がいて驚いたが、敵意は無さそうだ。

後で分かったが、無人島のようだ。それも、別世界……いや、世界の狭間と言うべきか?そんな感じだ。


拠点が立ち、探索を行っている時にふと気がついた。

そういえば、マトモに考えることが出来ている。


あの時からずっと、頭の中で笑い声がしていて。
勇者を殺したくないという気持ちからずっと勇者を生かして来ていたが……それでも、思考が正常に働いている。


仮説を立てた。ここが異世界だか不安定な場所だか分からないが、仮にそうだとして。

そうだとするなら、あの世界……要するに、俺になにかをした輩から大幅に離れたから、呪い(何がかけられたか分からないため、仮称として呪いとする)が弱まっているのではないか。


しかし、起きた時にいつもの勢いでエルディス・エアリアルを名乗った。

なら、それを貫き通そう。勇者は死んでいない。



死んだのは、ディータ・ベルンシュタインとかいうどうしようも無いクズだけだ。