Eno.926 比奈の日記

漂流5日目(天候晴→雷雨)

昨日の荒天から一夜明けると嘘のような快晴だった。
島の北東にある小島には漂着船が流れ着いていた。
(どうせなら使える船だったらよかったのに)
船を皆で捜索すると、缶詰やラム酒、果ては錆びついた大砲なんかも見つけた。コレは直せば使えるかも。
昼過ぎになってからは島の拠点に大きなテーブルが作られ、皆で食事を取った。今までと違って地面に直接座り込んで食べるのではなく、皆で机を囲んで食事を摂る事ができるようになった。とはいえ、メニューが大きくなるわけでもないので若干の物足りなさを感じる。

料理人のまめさんが「カレーだ!!カレーを作ろう!!」と叫んでいたのでもしかしたらカレーを食べられる日が来るのかもしれない。この5日間でホントに何でも作れるようになったなぁ…。初日は皆で泥水をすすって野山のきのみを食べてたのに…。

あと、しゅーと氏が空腹に負けた。
あの雷雨の中何も食べずに過ごしていたらしい。おバカだ…。

にしても、船の気配がない。この数日で何度も船の汽笛の様な音を聞いた人がいるとのことなので、もしかすると我々を探しているのかもしれない。
記憶を失った我々がこの島を出て帰れたとしても、元の場所に戻れる訳ではないのだけれど…。

足元に錆びたナイフがころがっている。