17.無題
そうだな。今日は。
前の時に 疎かになっていた 話をして差し上げる。
お前たちは 元気にやっているかしら。
セトが居なくても そちらには 六人……七人もいるのだから きっと 寂しくは無いと。大丈夫でしょうとは 思えど。それでも心配です。けれど やはり 大丈夫なのでしょう。
お前たちは 俺たちが居なくとも あの橋の下で ずっと生きてきたのだから。しかしね。こうしてじっとしている間 お前たちの声が さっぱり聞こえないと 俺たちはまた お前たちを 無くして仕舞うので ないかと。何をして居ても 薄らと 気の急く思いがある。
少し前……お前たちも見ていたね。
トトが お前たちを真似た 人形をくれたのだよ。
俺たちの両手に 七ツ全てが納まってしまうほど 小さなものを。あの偏屈な工作男が。ぬいぐるみを。ちくちくと。想像すれば大変滑稽である。あれは 俺たちがまだ出来たての頃 出会い 別れたものだから 今も 何時までも 俺たちのことを 子猫か何かだと 思って居らっしゃるよ〜?
まあ。俺たちが実際の所 あの不器用で 暖かな贈り物について どう思っていたか。俺たちである お前たちには 全部判るのだろうが。
この島の人間ちゃんの お役に立てるように。
トトに食事を与えても 咎められないように。
俺たちが生きるために トトを生かすために。
ずっと必死で居たが。
段々 そういうのは必要ないのだと 俺たちは学びました。
此処では トトは役に立つらしい。
それを確り 解って貰えているらしい。
何より 俺たちも 好きなことしてサボっても怒らんないよ。
俺たちも それをやっと理解してから 息を吐いて。あんまり愛らしい 人形を手渡された あの時。あまりに愛おしくて。お前たちに逢いたいと 深くから思い出して 後から後から 涙が溢れて止まらなかった。
俺たちは 大丈夫。
俺たちは 大丈夫なのだ。
だって こんなに楽しく過ごしている。
今は 皆 花火と お船を造っているよ。
あ!そうです!花火大会があるのだ。
あんなつまらんもの 観たくないですか?いいえ!ここのは 見た方が いいよ。ここの花火は凄いのだ。晴天にも よく映える 大きく 見事で 綺麗な花火であった。夜に 本番がある。それを 一緒に 皆で見よう。そして 再び会えた時 思い出について 話そうでは無いか。
あ、
ところで!!!!!
流れ着いた 船の中を 皆も 見ていたな?
では 俺たちが 金銀財宝を見付けたのも 見ていたな!?純銀製の杯!!値の張りそうな宝石!!!プラチナの首飾り!!!!そしてなにより 明らかに純金の重量を持つ金貨!!!!!!!!!!
これは総て 俺たちが持ち帰る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
任せておけ……♪
幸い 俺たちは デッカイ……♪俺たちの尻尾が 無様に色取り取りの宝石で 装飾されようと……♪俺たちのボディが 浮かれた成金貴族の如き 趣味の悪い 金銀財宝でキラキラになろうと……♪服の中へ目一杯詰め込んで外見が異常に悪くなろうとも……♪お前たちへのお土産に……♪持てる限りの財宝を……♪持ち帰る ので……♪
マオーーン!!!!!!!!!!!
前の時に 疎かになっていた 話をして差し上げる。
お前たちは 元気にやっているかしら。
セトが居なくても そちらには 六人……七人もいるのだから きっと 寂しくは無いと。大丈夫でしょうとは 思えど。それでも心配です。けれど やはり 大丈夫なのでしょう。
お前たちは 俺たちが居なくとも あの橋の下で ずっと生きてきたのだから。しかしね。こうしてじっとしている間 お前たちの声が さっぱり聞こえないと 俺たちはまた お前たちを 無くして仕舞うので ないかと。何をして居ても 薄らと 気の急く思いがある。
少し前……お前たちも見ていたね。
トトが お前たちを真似た 人形をくれたのだよ。
俺たちの両手に 七ツ全てが納まってしまうほど 小さなものを。あの偏屈な工作男が。ぬいぐるみを。ちくちくと。想像すれば大変滑稽である。あれは 俺たちがまだ出来たての頃 出会い 別れたものだから 今も 何時までも 俺たちのことを 子猫か何かだと 思って居らっしゃるよ〜?
まあ。俺たちが実際の所 あの不器用で 暖かな贈り物について どう思っていたか。俺たちである お前たちには 全部判るのだろうが。
この島の人間ちゃんの お役に立てるように。
トトに食事を与えても 咎められないように。
俺たちが生きるために トトを生かすために。
ずっと必死で居たが。
段々 そういうのは必要ないのだと 俺たちは学びました。
此処では トトは役に立つらしい。
それを確り 解って貰えているらしい。
何より 俺たちも 好きなことしてサボっても怒らんないよ。
俺たちも それをやっと理解してから 息を吐いて。あんまり愛らしい 人形を手渡された あの時。あまりに愛おしくて。お前たちに逢いたいと 深くから思い出して 後から後から 涙が溢れて止まらなかった。
俺たちは 大丈夫。
俺たちは 大丈夫なのだ。
だって こんなに楽しく過ごしている。
今は 皆 花火と お船を造っているよ。
あ!そうです!花火大会があるのだ。
あんなつまらんもの 観たくないですか?いいえ!ここのは 見た方が いいよ。ここの花火は凄いのだ。晴天にも よく映える 大きく 見事で 綺麗な花火であった。夜に 本番がある。それを 一緒に 皆で見よう。そして 再び会えた時 思い出について 話そうでは無いか。
あ、
ところで!!!!!
流れ着いた 船の中を 皆も 見ていたな?
では 俺たちが 金銀財宝を見付けたのも 見ていたな!?純銀製の杯!!値の張りそうな宝石!!!プラチナの首飾り!!!!そしてなにより 明らかに純金の重量を持つ金貨!!!!!!!!!!
これは総て 俺たちが持ち帰る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
任せておけ……♪
幸い 俺たちは デッカイ……♪俺たちの尻尾が 無様に色取り取りの宝石で 装飾されようと……♪俺たちのボディが 浮かれた成金貴族の如き 趣味の悪い 金銀財宝でキラキラになろうと……♪服の中へ目一杯詰め込んで外見が異常に悪くなろうとも……♪お前たちへのお土産に……♪持てる限りの財宝を……♪持ち帰る ので……♪
マオーーン!!!!!!!!!!!