ある日の独白
俺の過去は、そんなに語れるものではない。
騎士の家に生まれ、ぬくぬくと育った。それだけだ。
それだけだから、きっと恵まれているのだろう。
冒険者として旅立つまでは、食うことにすら困らなかった。
……でも、俺は夢物語で語られるような強者になりたかったし、会いたかった。
だから、今はとても幸せなんだよな。
勇者一行の一人。弓手としていられることが。
夢はもう叶っているようなものなんだ。
でも、この島に来たとき。弓がなくて…作ってさえ、傷を与えることがやっとで。
悔しかった。焦りさえした。弓使いが弓をまともに使えなければ何が残るというのか。
だから。
俺は。
騎士の家に生まれ、ぬくぬくと育った。それだけだ。
それだけだから、きっと恵まれているのだろう。
冒険者として旅立つまでは、食うことにすら困らなかった。
……でも、俺は夢物語で語られるような強者になりたかったし、会いたかった。
だから、今はとても幸せなんだよな。
勇者一行の一人。弓手としていられることが。
夢はもう叶っているようなものなんだ。
でも、この島に来たとき。弓がなくて…作ってさえ、傷を与えることがやっとで。
悔しかった。焦りさえした。弓使いが弓をまともに使えなければ何が残るというのか。
だから。
俺は。