Eno.328 魔王マイダスの日記

魔建築記録:黄金卿はここに

【黄金の茶室】
はるか東方、黄金の国に作られたと伝わるものを、マイダス独自の解釈で建てたもの
独自の解釈ではあるが、かなり完成度の高い和室作りとなっており
部屋中を覆う金箔が目にまぶしい


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「皆にはあのように話してしまったが……
やはり、黄金というものはいい……
我の心の支えに……」

「いや……我にとって黄金が支えになっていたのは、あの世がずっと続くと信じていたから……か」



私が王となり、大陸の半分を支配下におこうとしていた頃だったか
花のように美しく、愛らしい娘が産まれた
妃の好いていた花である、マリーゴールドからその名を借り
『マリー』とその名をつけた

娘が産まれたこと、この国が広く強大になったこと
そのふたつが重なった時、私にはひとつの目標を目指すようになった
それは『この国の平和を不変のものとする』こと
娘のマリーが新たな王の下へ嫁ぐその時まで、今の国がそのままあるように
そして、不変のシンボルにふさわしい素材……
それが『金』
私は、この国を黄金卿として新たな姿に築き上げよう、そう志した


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「また新しい部屋を見つけました!
う~ん、この部屋はどこが変なのかなあ☆
さっそく扉を……」


「あ゛!!!!!!!!!!!!!
クソ眩しい!!!!!!!!!!!!!」


「この黄金の和室は……ただの力士の部屋とは思えません
もしかすると、クソデカい横綱の部屋かもしれませんよ……!」