Eno.1014 漢升の日記

5日目⑤

日が沈んで、現在晴れ。

日没前に目一杯仕事をしたゆえ、この3時間は内職をしつつ静かにしていた。全力で汲んでいた水もようやく捌けたでござる。
そうそう、船ではどうやら金銀財宝が見つかるらしい。倉庫がそれで圧迫されていたゆえ、拡張しておいた。人間はこれ大好きでござるからな。

拙者は魅力を感じないが、地下を掘ると時折出てくる鉱産資源が、人間との取引で重要な位置を占めていることは把握している。鉄鉱石などは拙者達では扱えぬゆえ諦めて輸出しているが、宝石は研磨して高値で捌いている。だが、足元を見られた値段で鉄製品を買わねばならず、とんとんだと三賢も嘆いていた。

炎が扱えるようになれば、鉄も扱えるようになるであろうか?