Eno.489 リーフデ・デオルムの日記

5日目の記録

嵐も過ぎ去り新しく船が漂着した。

そこを調べればここの脱出に必要なものが色々と集まった。

船の設計図もあったのは僥倖だろう。これをエララに渡しておいたことで…。
あいつならここを脱出する船を作ってくれることだろう。

船の設計まで出来るなんてな…。ここの人間の多彩さには驚くことが多いが、あいつに関してはその中でも特別多彩に思える。

頭の良さ、回転という点においてなのだろうが。


エララといえば、彼女とハルは両思いらしい。

ハルのことが好きだというのならば。ハルのことを大事にして欲しいと思うし。
俺以上に彼女を大事にしてくれるのならば、自分の役割はその人に譲るべきだと思ってきていたが。


……コレットによればこの考えは違うらしい。
好きだから俺以上に大事にしなきゃいけない。この考えはおかしいと。


あの場では言えなかったが、わからなかった。好きならば大事にするものではないのか?
これまでもハルのことを好きだという奴はそれなりにいた。

その話を聞くたびに俺はその男達にハルのことを大事にできるのかと聞いてきたが。

これも間違いだったのか?


それに


ハルが誰かと付き合うとなれば俺の存在も不要になるだろうとこれまで思っていたが

改めてハルと両思いの人間がいると聞いたときに


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「こんな感情を書くべきじゃない」




船のテストを言われて行ったが、転覆してしまった。
これも参考になったらしい…が

あの時の彼女の笑い顔は、どこか心に残る。
果たして彼女は本当にハルの近くにいて大丈夫な人間か?



……すぐにハルのことになるな俺は。昔からそうだが、本当にそれでいいのか?


酒が手に入ったからこれを飲んで眠る。久しぶりに飲んだ気がするが…やはり、いいな。

ハルがいないところで飲もう。

飲めない彼女の前で飲むのは良くないだろう…