天使の呟き(40)
なんだかんだ、異世界行くときって結構気ィ張ってるっていうか。
誰が善人で誰が悪人かなんて見てもわかんねーから、
万が一、手ェ出してくるようなヤツがいたらすぐ反応出来るようにって
周りのこと警戒してること多いんだよな。
今回の場合、束の有能人類は信用出来るから全然マシだけど、
この世界そのもののことは信用してねえし。
だからこうやって腕の中に大事に抱えてると。
……ただ普通にくっついてたいとか、
場合によってはちょっと困ってる顔が見たいだとか、
そういうのも……まあ、あるっちゃあるけど。
ちゃんと守れてるって感じがして、
すげー安心するから好きなんだって、今更気付いた。