魔建築記録:魔の物とは
【魔物試作室】
培養槽や、様々な宝石、魔法陣のメモされた紙や本
魔法を知る者であればただ事でないと感じられる部屋
この場所で魔物を生み出すための試験を行うことができる
……今は、浮遊するクラゲが数匹ほど漂っている
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私の世界における魔物とは、全て人によって使役されているものだ
人の持つ魔力を、現存する動物や架空の生物の形に押し込め、外に放つ
そうして作られる『使い魔』が、魔物の始まりである
魔物は身体を魔力のみで構成されており、主人からの供給あるいは(魔力を摂取する作りになっているものならば)自然界から魔力を得ることで生存している
魔力が尽きる、あるいは身体を保てなくなれば魔力の塵へとなり、いずれ自然に戻っていく
自然から魔力を得られる魔物が野生化してしまっていることも時々起こるが、彼らは繁殖をしないため、現状はあまり問題視されていない
そんな魔物を迷宮に放つという案は、私が魔法大学で研究に励んでいる際に時折出てきた議題だ
とはいえ、その魔物を安全にコントロールするためには魔力が足りないと言われ、机上の空論だと終わるのが常であった
何故それが可能になったのか?
それは魔力を溜め込む石……魔充石が発見されたこと
そして魔物を主人の指示なしにコントロールするための術式がある程度実践的になったことが大きいだろう
前者は我が国で産出され、後者は私がその術式を発見した
私が魔王となったのは、奇跡と努力が重なった結果だということだ

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培養槽や、様々な宝石、魔法陣のメモされた紙や本
魔法を知る者であればただ事でないと感じられる部屋
この場所で魔物を生み出すための試験を行うことができる
……今は、浮遊するクラゲが数匹ほど漂っている
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「エフィラ殿の操るあのクラゲ生物……
暫定的な再現はできたが、彼女の語っていた社会性は99%が水分の体組織ではうまく実行できんぞ……
ハゼクラゲ……とても興味深い生物だ」
私の世界における魔物とは、全て人によって使役されているものだ
人の持つ魔力を、現存する動物や架空の生物の形に押し込め、外に放つ
そうして作られる『使い魔』が、魔物の始まりである
魔物は身体を魔力のみで構成されており、主人からの供給あるいは(魔力を摂取する作りになっているものならば)自然界から魔力を得ることで生存している
魔力が尽きる、あるいは身体を保てなくなれば魔力の塵へとなり、いずれ自然に戻っていく
自然から魔力を得られる魔物が野生化してしまっていることも時々起こるが、彼らは繁殖をしないため、現状はあまり問題視されていない
そんな魔物を迷宮に放つという案は、私が魔法大学で研究に励んでいる際に時折出てきた議題だ
とはいえ、その魔物を安全にコントロールするためには魔力が足りないと言われ、机上の空論だと終わるのが常であった
何故それが可能になったのか?
それは魔力を溜め込む石……魔充石が発見されたこと
そして魔物を主人の指示なしにコントロールするための術式がある程度実践的になったことが大きいだろう
前者は我が国で産出され、後者は私がその術式を発見した
私が魔王となったのは、奇跡と努力が重なった結果だということだ

「ふむ、だがこれだけ模倣できれば十分だろう
我を守る新たな力として活用させてもらおう
名前は……どうしたものか」
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「わ~、この部屋は何が変なのかなあ☆
培養層でしょ……魔導書でしょ……クラゲ……」

「アッ!!!!!クラゲが浮いてるね~~☆
かわいいですね、触ってみましょう」

「あっ」