Eno.616 Bの日記

5日目-2

沈む時期が近付いた事もあって、脱出用の用品作りが最盛期を迎えている。

皆の意気も高い。

我もまた、それに報いるべきだろう。

とは言え、まだまだパーツが足りない状態である。

必要な分は、もっと掻き集めるほか無いだろう。



他にも、やるべき事がある。

黒崎素体の事だ。

彼には、我が知る事を全て話した上で、その後の己が取る選択を伝えた。




黒崎は、記憶を取り戻す選択をした


急激な記憶の呼び起しは、当然負担が生じる。

とは言え、残り時間はもう幾分もない。

我の身に残された時間的な意味合いでも、そうだ。

その上で、残りの怪しいきのこ6つを全て平らげた。


今も尚、黒崎はその負荷と頭痛で呻き続けている。


治まるのは、いつだろうか。

それは、我にも見当が付かない。