Eno.44 雨守の日記

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おもいだしたよ

——取り戻した記憶はその名の理由。

また雨守はそうして山で遊ぶ間に風の温度や遠い雲を見ては次の日の天気を当ててみせた。

故に名を雨守あもり。村の天気を守ってくれるのだと名付けられた。

雨守はだから、そうして村人たちから愛されていたのだ。