闘鴨の書:十三の巻
嵐の後に流され着いたと思われる漂着船。
あの場所には火薬がいくらか積まれているのを見た。
探索のついでに持ち帰ってみたが、爆発物ゆえ、燃料などに使うのは向いていないだろう。
これを何らかに利用できないかと考える。
アヒルバトルに使うのであれば…バトラー人格のタツト殿との会話にも出た通り、火薬の量で戦法が変わってくるだろう。
水影丸であれば火薬を組み込むことも可能。この島の材料でどれだけの機構が組めるか、試してみることとする。
*
火薬の活用法を考えながら水影丸を整備していたところ、鎧の者……ボルト殿に声をかけられた。
普段は鎧姿を見かけることが多いのだが、この時は鎧を脱いだ姿であった。
……狐の化生のような出で立ちだと思ったが、何、人かどうかであるかは気にすることではなかろう。
彼女は今までアヒルバトルには触れたことが無く、この島に来て初めて知ったという。
ひそかに練習をしており、鎧を脱いでいたのもアヒルとの同調をしやすくする為とのこと。
技の練習相手…という話から始まり、その場で練習試合をすることとなった。
彼女の扱う『エコーゴースト』は音属性のアヒル。
特殊技に特化しており、この練習試合の中でも3種ほどの技を見せていた。
初心者にして、ここまでの技を扱うことが出来るとは中々だ。
手加減があったとはいえ、ともすれば相打ちに持ち込まれたかもしれん。
特に、反響定位は戦場に発生させた波紋から相手の動きを察知する技。
経験さえ積めば、戦場を遍く把握し自身優位に動かすことのできるアヒルとなろう。
それほどの潜在能力をエコーゴーストには見た。
初心者とて侮るべきではない。むしろ始めたての時ほど、思いもよらぬ戦い方や成長を目の当たりにすることがあるのだから。
……自身もそうした成長を見て、触れる側になっていくものなのだな、とも、ふと思う。
ボルト殿がアヒルバトルに触れ、楽しむ切っ掛けとなったのなら重畳というものだ。
あの場所には火薬がいくらか積まれているのを見た。
探索のついでに持ち帰ってみたが、爆発物ゆえ、燃料などに使うのは向いていないだろう。
これを何らかに利用できないかと考える。
アヒルバトルに使うのであれば…バトラー人格のタツト殿との会話にも出た通り、火薬の量で戦法が変わってくるだろう。
水影丸であれば火薬を組み込むことも可能。この島の材料でどれだけの機構が組めるか、試してみることとする。
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火薬の活用法を考えながら水影丸を整備していたところ、鎧の者……ボルト殿に声をかけられた。
普段は鎧姿を見かけることが多いのだが、この時は鎧を脱いだ姿であった。
……狐の化生のような出で立ちだと思ったが、何、人かどうかであるかは気にすることではなかろう。
彼女は今までアヒルバトルには触れたことが無く、この島に来て初めて知ったという。
ひそかに練習をしており、鎧を脱いでいたのもアヒルとの同調をしやすくする為とのこと。
技の練習相手…という話から始まり、その場で練習試合をすることとなった。
彼女の扱う『エコーゴースト』は音属性のアヒル。
特殊技に特化しており、この練習試合の中でも3種ほどの技を見せていた。
初心者にして、ここまでの技を扱うことが出来るとは中々だ。
手加減があったとはいえ、ともすれば相打ちに持ち込まれたかもしれん。
特に、反響定位は戦場に発生させた波紋から相手の動きを察知する技。
経験さえ積めば、戦場を遍く把握し自身優位に動かすことのできるアヒルとなろう。
それほどの潜在能力をエコーゴーストには見た。
初心者とて侮るべきではない。むしろ始めたての時ほど、思いもよらぬ戦い方や成長を目の当たりにすることがあるのだから。
……自身もそうした成長を見て、触れる側になっていくものなのだな、とも、ふと思う。
ボルト殿がアヒルバトルに触れ、楽しむ切っ掛けとなったのなら重畳というものだ。