Eno.1061 ティキューロ・ティアモの日記

3枚目と4枚目

マイペースだったボクは、人と交流する様にシスター・アルに言われていた。
けどそれでもぼんやりとしか人の事を分かっていなかった。
というより、人の命が短く、弱くて、
必死に生きようとすることの意味を理解してなかったんだ。

それが変わったのがあの島。
ボクの力も何故か使えなくなって、人の命を始めて知った。
死ぬ、ということを初めて意識した。
――それまでは心臓を斧で叩き切られても死ぬことは無かったからね。

そして、その島でお医者さんに出会った。
人を助けてくれる、森の仲間にも出会った。
その他、一緒に生きてくれる仲間にも出会った。
……一部、嵐の度に勝手に抜け出すようなのもいたけど。
お医者さんの辛さも、この時少し味わった。

最後にはボクは島から帰れた。
けど、その時……森の仲間は、一緒じゃなかった。

とっても、辛かった。
けど、最後に……森の仲間の子に、『ありがとう』って。
その一言が書き残されていた。

それだけで、ボクは救われた。

今度は、ボクが人を救う番だ。

―――

……で、今6日目なんだけど。
こんな調子じゃ先生に怒られるよ、ボク?
嵐が何回あったっけ?全部乗り越えたけど。
多分もうこれ以上は無いと思いたい。
みんなで生きて帰るんだ。

後は……不思議な石。
ネックレスにこっそり付けて持ってたけど、これはなんだか使う気になれなかった。
けど、嵐の後。今回も流れ着いてきたみたい。

これを使って、ボクはこの島の事を知りたい。
ボクにとって、この島は生き方を変えた不思議な場所だから。

物で溢れてる理由を調べられると言っていた司書さんや、
嵐の中探し物をしようとしたひーちゃん翡翠さん
この島の事、知ってたりするのかなあ。