Eno.91 シィリヤーレルの日記

ものおもい


 僕はシィリヤーレル。
 極北の国の女王様。

 僕は民の為に頑張っているけれど、
 守るべき民は僕のことを殺して、
 王様に成り上がりたくてたまらない。

 僕は、ふと思ってしまったの。

「……そんな民なんて見捨てて、
 自由になりたい」


 そんなことが、許されるのでしょうか。
 “正しい”を追い求めるのは、もう疲れたんだよ。

 それを選んだら自由になれるって、
 心の何処かでは分かっているんだから。

 逃げることもまた、勇気なれば。

 僕は少し、考えていたんだ。