Eno.328 魔王マイダスの日記

魔建築記録:ウェルカム・ユートピア

【プレジャー・アイ遊園地】
九龍城砦に何故か建設できた大型アミューズメント施設
マイダスの世界にある童話を基にしたものであり、オオカミのショーやクジラの体内を通るライドアクション
ロバTF体験施設などであなたを楽しませる


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「ふーむ、ほとんど幻惑で作ったものとはいえ、見ていると懐かしくなってきたな
この物語をよく読み聞かせしてもらっていた」

「マリーは……この物語をあまり好んでいなかったな
騎士物語ばかり読んで……大きくなったらお姫様よりも騎士様になりたいなどと
しかし、こうして肉体労働ばかりしていると私も武をもっと尊しとしていればよかったな」


この国を黄金卿にする、その目標はゆっくりと進んでいた
今の文化、今の歴史、今を残すべきもの
薄い金の膜を張り、未来へと残そう
民の平和を願い、より皆が富める国へ……

私は忘れていた
私は魔の力を用いて大陸を征した者であること
私は魔王と呼ばれていたこと

そのような男が黄金に囲まれれば、どのように評されよう?


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「え……
どうして九龍城の中に遊園地があるんだろう……」

私は違和感を覚えたものの、せっかくなので遊んでいこうと思いました


「これは……スプラッシュホエールライド……
クジラのジェットコースターみたいですね
乗ってみましょう」







「あれ……
動かないなあ」


「聞こえますか?
雨水さん、ジェットコースターに乗るときは落としやすい電子機器は預けなければいけませんよ」

「なるほど……
それでは、預けてきます!」



「預けてきました!
もう一度乗ろっと☆」

「雨水さん」

「あれ、動かない……
う~ん、どこが変なのかなあ☆」

「雨水さん」