Eno.616 Bの日記

6日目-1

潮位上昇の兆候が見え始めた。

いよいよ以て、油断ならない状況だ。

脱出用の船も、佳境に入りつつある。

しかし、それを押し留めるかのような嵐。

どうにも出鼻を挫かれた様な形だ。


しかし、そろそろ嵐も止む頃だろう。

そうなれば、再度作業再開だ。

脱出の段取りも、着々と進む事だろう。



それはそれとして、黒崎クロだ。

とうとう押し黙ってしまった。

何かを押し殺しているようにも感じるのだが……



これが憎悪や殺意とかであれば、我も長くは持つまい。