Eno.606 聖涙竜の遺仔の日記

No,28_きっと、シマでの最後の夜

夕暮れの嵐が去り、また冷え込みそうな北風が吹く。



此の寒ささえも、何処か名残惜しく感じるのは。

其れだけ、皆様との再会がしかったから、なのでしょう。



遠い水平線から、大嵐の前にも聞こえた汽笛が、幽かに聞こえる。



どうか、皆様も。

此のシマでのやり残し等、御座いませんよう――