Eno.791 カンザキミツグの日記

無題

まあ、何となく長年の流浪の旅の果、直感で理解してはいたけれど、そうか……。

誘いの理由は、わかった。分かったが、ではこれからどうする?
この島の願いも、わからなくはない。だけれど。
自分は死んでも良い。だが、彼等を巻き込む訳にはいかない。だというのに。

…………もう、時間がない。

それに、彼等は言うなら、死にたい子ともう死ぬ子だ。でもじゃあ、だからって、ああ……!
頭がツキンツキンと痛む。耳鳴りがする。この島に来るときだけ、僕は少し、人間に近付く。