Eno.36 巳々 琉海の日記

異能『Semiel』の訴

 
わたし花火の射手Der Pyrotechnikerではない。

併し、如何な醜態も士気へのダメ押し、
確たる保全に到るなれば忍ぶ処へ及ぶ。
なれど過日触れる鉄火の筒が折、
我が所以は滾々陳ず。


撃つ
鹿を追うよう、
角笛に掛かるよう
撃たねばならぬ。

彼方おまえたちの必至に非ずとも。


甚だしい異能封じフラストレーションは日々と蝕み、
器、人皮ハクセイを被る擬態が経る脳裏に込上げん。
予てより或る怪談ナラティブへの衝動性こそが、全き再現オペレートへの弊害。

海洋は孤島に競り、罷り為らぬ辛抱はあと幾日――
此を抑制、依然、巳々琉海の口が彼方おまえたちに交す迄。



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「そのを知っていての事か? 何を意味するのか。奴は悪魔の軍団の一人だぞ!」
       <森林官▓▓▓▓・▓▓▓の咎め、またはアーペルおよびシュルツェ著『Gespensterbuch』録『Der Freischütz』の引用>
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約14体、及び17迄との関係はより良好、此以上の無い。
祭典を通し、我が信用の値は最早揺らがぬと明白。
脱す蟹工船と救難の汽笛に過不足も視られず、
既に懸念は士気の変動にのみ。

未だ暫し、妙技の模倣を花火に託す。
此の位置ロールを保持。帰還まで行われたい。

矢張、彼方おまえたちとは築くに損ねる他無く、
残念でならない。
火口は天に。

漂着、経過は六。
心身、酩酊を晒す。関係は完全。
引き続き、終迄我が身の保全に努める。