Eno.306 岬カノアの日記

24.宴、仲間

水位は確実に上がってきている。
12連、試射も含めると15発の花火が飛んでいった祭、
ぼくも作業の合間を縫って即興で倉庫に入れたままだった魚を捌いて【島ヌシの白焼き串】
を作りお出ししました。
ここで食べた中では一番おいしかったな。好評だったからもしも釣れていたらまた作りたいな。

屋台用とメモを置いておくのを忘れた【島魚たちの塩釜蒸し】はシシ刑事さんがみんなに出してくれていた。

ここの食事を続けることは、いつか元の世界に…帰れな…

余韻に浸っている暇は-

倉庫には【手帳の空白】を読み解くための5要素がそろいつつある。
そのなかでも難関の金属が十分な量があり、石と共に作業場に搬入してしまった。

こんな時に、父さんみたいな行動するなんて…。

ハタと気が付いて入れ戻した。

なんでだろうなとみんなの書き置きに目を通す、

<べろんべろんになっても文体でわかるシシさんのメモや
的確なオー姉さんのメモ書き、
チャロくんの絵書き置きと共通スペースに飾られたぼくたちの似顔絵。

なんだ、ぼくもここのみんなに支えられて頑張ってきてるじゃないか。

あと数時間?数日?ぐらいはちょっとだけ甘えさせてもらおうかな。


島の愛称はいつの間にか、【帝国】

えっ?帝国…?

たぶんそうつけるでしょうと聞こえたような、
でも、帝国って…、

そういえば事の発端になったタバコさん、すごく寒そうにしてたけど大丈夫かな。
いつも通り、そっと温かいモノ出しておこう。