Eno.323 冥月サトリの日記

Page6-8:暁光

 
本当にお節介焼きの多いこと。

だからこそ僕は活動しやすかったのだろうけれど。
彼ら同士で裏切りや対立が起きることはなく。
……いや、最近何かひと悶着あったようだけれども。
集団の中に入り込んだ異分子なんて気に掛ける暇もないぐらい、
お互いにお節介を焼き続けていたからね。

それに、彼のように僕の存在を知ってはいて、
その上で"声をかけないでおくというお節介"をしていた奴もいたんだろう。
ああ、全く、お気遣い頂いてありがたいね。


もうすぐ夜が明ける。
恐らくはこのシマで迎える最後の夜明けだ。

どうせ煩くて眩しくて眠れないのだろうから、
いっそこのまま起きていよう。