魔建築記録:迷える国難
【正しいルートを選ばないと無限ループする部屋】
部屋に入ると壁にそれぞれ扉があり、4つの出入り口が見える
正しい扉を通らなければ最初の部屋に戻ってしまう
帰る場合は、最初の部屋の最初に入った扉に入ればよい
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戦火の中占拠されていた地の者、正々堂々の戦いを尊び私のやり方を不服とする者、魔術を嫌う者、ただ私のことを気に入らない者
始めのうちはそういう者たちだった、小さな反感を抱きつつも逆らうことができなかった者たち
不満を持つ彼らにとって、黄金卿計画ほど愚かなものはなかっただろう
魔王が純金の像を建てているだとか、自らの城を黄金で作る気だだとか
実際にはただメッキで飾っていた一部のものが、より大きくより大きく悪評となっていった
いずれそれは反魔王派と呼ばれる集団になっていき、各地で暴動が起きていった
魔王の持つ金の財宝を全て民に明け渡せと、その声は大きくなっていく
私の実際の行いを知る者たちもそれに感化され過激化してゆき、親王派と呼ばれる集団となっていった
反魔王派と親王派の争いは日に日に大きくなり、各地の街もそれに巻き込まれていく
"勇気ある者"と名乗る反魔王派の少数精鋭が、防衛用のダンジョンを抜け城下を進行し、城内まで進行してきた
間一髪で追い出すことは成功したが、これ以上の反抗はどれだけの被害が出るかわからない
私は愛する妃と娘を親王派たちのいる地へ亡命させ、この城に一人残ることに決めた
私は……
罪人でなければならない


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部屋に入ると壁にそれぞれ扉があり、4つの出入り口が見える
正しい扉を通らなければ最初の部屋に戻ってしまう
帰る場合は、最初の部屋の最初に入った扉に入ればよい
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「……あの箱の文……どれだけ豊かでも、争いは無くならない……か……」
戦火の中占拠されていた地の者、正々堂々の戦いを尊び私のやり方を不服とする者、魔術を嫌う者、ただ私のことを気に入らない者
始めのうちはそういう者たちだった、小さな反感を抱きつつも逆らうことができなかった者たち
不満を持つ彼らにとって、黄金卿計画ほど愚かなものはなかっただろう
魔王が純金の像を建てているだとか、自らの城を黄金で作る気だだとか
実際にはただメッキで飾っていた一部のものが、より大きくより大きく悪評となっていった
いずれそれは反魔王派と呼ばれる集団になっていき、各地で暴動が起きていった
魔王の持つ金の財宝を全て民に明け渡せと、その声は大きくなっていく
私の実際の行いを知る者たちもそれに感化され過激化してゆき、親王派と呼ばれる集団となっていった
反魔王派と親王派の争いは日に日に大きくなり、各地の街もそれに巻き込まれていく
"勇気ある者"と名乗る反魔王派の少数精鋭が、防衛用のダンジョンを抜け城下を進行し、城内まで進行してきた
間一髪で追い出すことは成功したが、これ以上の反抗はどれだけの被害が出るかわからない
私は愛する妃と娘を親王派たちのいる地へ亡命させ、この城に一人残ることに決めた
私は……
罪人でなければならない

「あの娘の話が真実なら、じきに救助の者が来る
我々も……元いた世界に帰ることができる」

「……一人の絶望ゆえに全てを巻き込み心中したこの世界は
これからも我の世界を引き込み続けるのだろうか……?」
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「あれ……
また同じ部屋だ」

「困りましたね……
右手法も使えないとなると、これはかなり難しい迷路です」

「う~ん、部屋を抜けるのはとっても簡単だと思ったんだけどな~☆」

「ただ道を曲がるだけだと思ったのですが、これでは永遠に永遠に進んでしまいますね」

「こんな時に、VIPな先生がいてくれたら……
このメトロポリスみたいな九龍城砦もご用心して出られるんだけどな~」