めざめの6ページ ~ 過去、現在、そして未来
不思議の島のまた不思議。
海に沈んだ秘密の王国、いざや目覚めの時は来た。


紐解く封印、弾けた煌めき。光を追いかけ洞窟へ。
扉の先には石造り。見たこともない光景と、謎が謎呼ぶ未知の箱。


叩いて落として、煮て焼いて。
冷やして熱して打ち上げて、ようやく開いたその中は——。


けれどこの地で果たした出会いは、決してハリボテなどではなくて。
積み重ねた時間も、共にした生活も、作り上げた思い出も。
どんなに小さな出来事でも、それらひとつひとつがかけがえのない宝物で。

想いの込められたシーグラスを透かしてみれば、蘇るのは色鮮やかな日々。
嬉しいことも、楽しいことも、少しだけ悲しいことだってあった。
そうだ、そうだとも。ここで積み上げてきた全ては——。
少年は今日も船を漕ぐ。
果てなき海の真ん中で、漕ぎに漕いで、漕ぎ続け。
ようやく見つけた終着点。
終わりの先の始まりの、交わることなき道の先。
そこに待つのがなんであれ、少年は一人船を漕ぐ。
掲げた夢を叶えんがために、休むことなく船を漕ぐ——。
海に沈んだ秘密の王国、いざや目覚めの時は来た。

「みんなのおかげで素材が集まったぜ!
これであのレシピを作れるなー!」

「よーし、いったいどうなっかなー……!」
紐解く封印、弾けた煌めき。光を追いかけ洞窟へ。
扉の先には石造り。見たこともない光景と、謎が謎呼ぶ未知の箱。

「な、なんだこれ……部屋?
でも、この島っぽくないっていうか、近未来的? っていうか……」

「それにこの箱。色々試したら開きそーだけど……中はどうなってるんだろ」
叩いて落として、煮て焼いて。
冷やして熱して打ち上げて、ようやく開いたその中は——。

「……この世界では昔、こんなことがあったんだなー」

「"所詮はハリボテには過ぎない"……かぁ」
けれどこの地で果たした出会いは、決してハリボテなどではなくて。
積み重ねた時間も、共にした生活も、作り上げた思い出も。
どんなに小さな出来事でも、それらひとつひとつがかけがえのない宝物で。

「今日の夜が最後、なんだよなー……」
想いの込められたシーグラスを透かしてみれば、蘇るのは色鮮やかな日々。
嬉しいことも、楽しいことも、少しだけ悲しいことだってあった。
そうだ、そうだとも。ここで積み上げてきた全ては——。
少年は今日も船を漕ぐ。
果てなき海の真ん中で、漕ぎに漕いで、漕ぎ続け。
ようやく見つけた終着点。
終わりの先の始まりの、交わることなき道の先。
そこに待つのがなんであれ、少年は一人船を漕ぐ。
掲げた夢を叶えんがために、休むことなく船を漕ぐ——。