24.無題
日の出である。
数時間前に爆睡した為であろう。今度は潰れなかった。
俺たちの出した屋台で この島の愛らしい生物ちゃんらが 飲み食いしているのを見ると 大層気持ちの浮かぶものだ。嬉しいのであろう。俺たちはきっと まあ満更でないと 思っています。
この島では 生きるために していた食事なんぞ この先もう することが ないのだろうが。リソースの必要な身体は 不便で適わなかったからな。せいせいする。
次々と打ち上がる花火を見ながら 潤沢に用意された 食糧の中から 優雅に何かを選び取り 口にするのは 悪くない。
俺たちは 指図を好まない。
例え 素体からの 信号であっても。
トトの開いたくじ引き屋さんも 子どもたちには盛況であったのだろう。俺たちは知っている。花火の音に混じって テントの中から 大当たりのベルの音が響き渡っていたことを。
当たるのか あれ。
果たして 誰が1等を引き当てたのだろう。
どうやら 最初のお客が 俺たちであったらしいことは どういうつもりであるのか 知らないが。子どもに向けた催しならば もう少し 当たりやすくしてやれば 良かったのに と 思わずには居られない。俺たちは商売好きであるので。
そういう 遊びに不慣れな 堅物であるところが
彼奴はまた 愛らしいのだがねえ。
宴の香を残したまま 残った酒を呷っていたが 救難船が来ていたらしい。ああ。そうですか。本当に まさに 空への絨毯爆撃のように 上げたものな 花火。あれでいくらか島が沈み込んだのではないか という程上げた。メチャたのしかった〜。俺たちは百年 二百年……永劫 あの景色を忘れないであろう。
まだ もう少し。せめてあと一夜。
こちらの可愛い生物らと 花火を観たかったなあ。
少し 島を見回ってみることとする。
この島も随分 洒落た雰囲気になってしまったものです。
中心部分に拠点が設けられ 嵐から齎される雨を 過剰に貯めることなく。ある程度排水できるはずの このなだらかな土地に これほどまでの浸水が起きているのを見ると。いよいよ沈んでいるのだ と思う。
救助船が来た今 我々は選択せねばならない。
救助船に乗るか ネオ・蟹工船へと乗り込むか。
前者であれば 行き先は選べねど 命の安全は保証されよう。後者であれば 自由が効く。ただし その自由には 安全が一切 保証されておりません。我々は……
あ?
ネオ・蟹工船とは何か?
お船だが?我々の……
前にお話しただろう。
していない? していないな。
……✌️👤✌️‼️
我々は お船の方に 乗ることとする。
船を別々にすれば 別れも早まるが。
俺たちにとって べたべたとくっついて 別れを永らく引き伸ばすのは 終わりとして 好ましくない。どんなに仲が良かろうと すぱっと美しく分かれるのが 俺たちの別れの美学である。
まあ。どうやら海も荒れているようなので 俺たちも急ぎ出ることは無いし 救助船の方も まだしばらく待ってくれるであろう。
こちらには カニちゃん うさぎちゃん あとオーちゃんの作成した シガレットによって 煙草充填完了した ボタンちゃんもおります。
ひょっとしたら もののけどもの船かも知らない。
こちらのラインナップを 心強いと捉えるか 海上での信用に 全く値しないと捉えるかは 人間ちゃんたち次第です。
ゆっくりと考えて 結論を出すがいい。
数時間前に爆睡した為であろう。今度は潰れなかった。
俺たちの出した屋台で この島の愛らしい生物ちゃんらが 飲み食いしているのを見ると 大層気持ちの浮かぶものだ。嬉しいのであろう。俺たちはきっと まあ満更でないと 思っています。
この島では 生きるために していた食事なんぞ この先もう することが ないのだろうが。リソースの必要な身体は 不便で適わなかったからな。せいせいする。
次々と打ち上がる花火を見ながら 潤沢に用意された 食糧の中から 優雅に何かを選び取り 口にするのは 悪くない。
俺たちは 指図を好まない。
例え 素体からの 信号であっても。
トトの開いたくじ引き屋さんも 子どもたちには盛況であったのだろう。俺たちは知っている。花火の音に混じって テントの中から 大当たりのベルの音が響き渡っていたことを。
当たるのか あれ。
果たして 誰が1等を引き当てたのだろう。
どうやら 最初のお客が 俺たちであったらしいことは どういうつもりであるのか 知らないが。子どもに向けた催しならば もう少し 当たりやすくしてやれば 良かったのに と 思わずには居られない。俺たちは商売好きであるので。
そういう 遊びに不慣れな 堅物であるところが
彼奴はまた 愛らしいのだがねえ。
宴の香を残したまま 残った酒を呷っていたが 救難船が来ていたらしい。ああ。そうですか。本当に まさに 空への絨毯爆撃のように 上げたものな 花火。あれでいくらか島が沈み込んだのではないか という程上げた。メチャたのしかった〜。俺たちは百年 二百年……永劫 あの景色を忘れないであろう。
まだ もう少し。せめてあと一夜。
こちらの可愛い生物らと 花火を観たかったなあ。
少し 島を見回ってみることとする。
この島も随分 洒落た雰囲気になってしまったものです。
中心部分に拠点が設けられ 嵐から齎される雨を 過剰に貯めることなく。ある程度排水できるはずの このなだらかな土地に これほどまでの浸水が起きているのを見ると。いよいよ沈んでいるのだ と思う。
救助船が来た今 我々は選択せねばならない。
救助船に乗るか ネオ・蟹工船へと乗り込むか。
前者であれば 行き先は選べねど 命の安全は保証されよう。後者であれば 自由が効く。ただし その自由には 安全が一切 保証されておりません。我々は……
あ?
ネオ・蟹工船とは何か?
お船だが?我々の……
前にお話しただろう。
していない? していないな。
……✌️👤✌️‼️
我々は お船の方に 乗ることとする。
船を別々にすれば 別れも早まるが。
俺たちにとって べたべたとくっついて 別れを永らく引き伸ばすのは 終わりとして 好ましくない。どんなに仲が良かろうと すぱっと美しく分かれるのが 俺たちの別れの美学である。
まあ。どうやら海も荒れているようなので 俺たちも急ぎ出ることは無いし 救助船の方も まだしばらく待ってくれるであろう。
こちらには カニちゃん うさぎちゃん あとオーちゃんの作成した シガレットによって 煙草充填完了した ボタンちゃんもおります。
ひょっとしたら もののけどもの船かも知らない。
こちらのラインナップを 心強いと捉えるか 海上での信用に 全く値しないと捉えるかは 人間ちゃんたち次第です。
ゆっくりと考えて 結論を出すがいい。