Eno.39 おそうじやさんの日記

閑話

「あの子ねえ、いつから住み着いたのか。親が流行り病で…だとか、あっちの研究所からだとか、最初はよくある噂もあったけど、そのうちいるのが当たり前になってね、そうしたら誰も気にしないものよ」

「大人しいけど良い子だし。それこそゴミの処分の手伝いとか、廃墟の掃除とか靴磨きとか。
なんでも文句言わずにやったしね。だから掃除屋って。名前もない子だったから」

「そうねえ、最近は掃除屋って名前だけ広まっちゃってきな臭いこともしてるらしいけど。断れない子だからね〜」
「ふふ。かわいそうって止めてあげられるような大人はいないの。私も含めて自分のことで手一杯!」