変身
やれることはやり切った。
大事なものは倉庫から出した。
お礼も書いた。
テントの中、そっと首の後ろの付け根を押した。
カチッという音と共に、自分が穴の外へ引っ張られるのを感じる。
目を瞑り、仰向けに。
・・・。
初めて直に触れる外気。
地面の感触。
あの子は自分の中に、悪い仕組みがあると言っていた。
それは模倣に関する所に存在するとも。
それなら、
完全に人間になろう。
もらった情報を元に、全てを作り替えていこう。
まずは形から。
次は骨格。その次は筋肉。神経も。
・・・・
・・・・・
・・・・・・
目を開けるとテントの天井が見えた。
横には先程まで私が入っていた、***の素体が横たわっている。
その表情は何故か穏やかに見えた。
そっと頬に触れてみた。
素体なのに、柔らかい。
「・・・ありがとう」
・・・・
・・・・・
・・・・・・
小さな靴音は、まっすぐ船へと遠のいて行った。
大事なものは倉庫から出した。
お礼も書いた。
テントの中、そっと首の後ろの付け根を押した。
カチッという音と共に、自分が穴の外へ引っ張られるのを感じる。
目を瞑り、仰向けに。
・・・。
初めて直に触れる外気。
地面の感触。
あの子は自分の中に、悪い仕組みがあると言っていた。
それは模倣に関する所に存在するとも。
それなら、
完全に人間になろう。
もらった情報を元に、全てを作り替えていこう。
まずは形から。
次は骨格。その次は筋肉。神経も。
・・・・
・・・・・
・・・・・・
目を開けるとテントの天井が見えた。
横には先程まで私が入っていた、***の素体が横たわっている。
その表情は何故か穏やかに見えた。
そっと頬に触れてみた。
素体なのに、柔らかい。
「・・・ありがとう」
・・・・
・・・・・
・・・・・・
小さな靴音は、まっすぐ船へと遠のいて行った。