いい加減にしなさい、と言われたのは
そのとき手を伸ばされたのは、初めてだったから
久しぶりに驚いてしまった。

「⋯意外性ってことかしら、うふふ。」
諦めないといわれたのも、初めてだった。
悪いことしかしてないのに、どうして不利益なことを続けるの?

「⋯世界の外側に行っても追いかけてくれるのかしら。」
到底無理だとわかっていることをいっても、いつも揶揄ってるのに
負けない!とはっきり返されたのも初めてだった。

「⋯⋯やり遂げてしまうのも初めてよ、うふふ。」
まだすこし、全部を壊してしまうのは
ちょっとだけ、わたしはもったいないと考えることにした。