Eno.1017 エララ・C・ビスケットの日記

 

 
 
 いい加減にしなさい、と言われたのは
 そのとき手を伸ばされたのは、初めてだったから
 久しぶりに驚いてしまった。


「⋯意外性ってことかしら、うふふ。」






 諦めないといわれたのも、初めてだった。
 悪いことしかしてないのに、どうして不利益なことを続けるの?


「⋯世界の外側に行っても追いかけてくれるのかしら。」






 到底無理だとわかっていることをいっても、いつも揶揄ってるのに
 負けない!とはっきり返されたのも初めてだった。



「⋯⋯やり遂げてしまうのも初めてよ、うふふ。」








 まだすこし、全部を壊してしまうのは
 ちょっとだけ、わたしはもったいないと考えることにした。