Eno.779 コレット・ル・ロワの日記

サバイバル生活-終わり

今日は少し早めに日記を書き終わった。
脱出の準備でバタバタしちゃうと思ったから。

そろそろ本当に島が沈みそう。完成させてもらった船で脱出できるみたい。
この一週間不思議なことばかりだったけれど、その生活もついに終わって帰る日になった。

遅れた授業、大丈夫かな?
先生方やお父さんたちはきっと心配してるよね。
ハルティペアは帰っても体調、大丈夫かな。
ステルキアくんは無茶しちゃったりしないかな。
ウィズくんは帰るの、嫌じゃないかな。

不安なことはいっぱいあるけど、先ずはみんな全員で生きて帰ることが先だよね。

「魔法の杖、魔力石、ライトと……緊急用セット、食糧と……」



容量拡大の魔法をかけてもらった鞄にたくさん荷物を詰め込んだ。
まだ続くサバイバル生活に必要なもの、あったら便利なもの、あとは薬草とごはん。

「お水は最悪船の上で蒸留出来るとして……あら」



嵐の中で咲いてたお花。
遺跡で見つけた箱。
不思議な文様の結晶と、
それから、ちょっぴり歪なお守り・・・

思えば、本当に色んなことがあった。
知らない文化に触れたり、魔法を見せてもらったり。
神秘の遺跡を見つけるなんてそれこそ冒険譚に書かれるもののひとつ。

はじめて友達が出来たり、好きな人も出来て 帰ってからの目標もいっぱい出来た。

楽しかった、と思う。また遭難するのは嫌だけど。

もう少しだけ、船旅を満喫できたらいいな。