Eno.1073 府高木 西三の日記

いよいよ

 救助船が来て、1日の猶予がそろそろ終わる。
 資料は全部荷車に入れたし、シーグラスも、解読された石碑も、元になった箱もある。
 貝殻と紐にする布もあるし、布の加工はもう終わってたりする。これを倉庫に戻したら、落書きされてるように見えるかも知れないが。

 貝殻のネックレスを全員に渡せたのは良かった。
 ……まさかドラゴンのねーさんが何かそわそわしてたのが、たぶん本人……本龍? の鱗を加工したらしいナイフだったとは思わなかったが。
 もう俺個人に限れば、大精霊と龍からそれぞれ貰ったって時点で大事件だぞ。
 家宝(候補)がまた増えた……。

 まぁその後も、ちびっこにぎゅーされたのも、あれはあれで方向の違うお宝だな。
 いいものもらった。微笑ましいって意味で。
 ……ちびっこに何か肩入れしてんなと思ったら、そりゃそうだ。妹と被って見えてたんだ。
 そりゃ可愛い筈だわ……。

 書き置きとして置いてきた俺のペンは回収できない。まぁ仕方ないな。
 一応服に予備が備えてあったのを思い出したから、護符は作れたが。
 当面はこの予備で色々しなくちゃな~……ガラスペンはガラスペンだが、ちょっと色々加工してた、そこそこ以上に手の込んだ奴だったから……。

 ……ま、神格級からの賜り物が2つに、異世界の証拠、応用がいくらでも聞きそうな植物と、これだけ得る物があれば、大幅プラスじゃあるが。