朝ぼらけ
人間の足で軽く一周できるとはいえ、島は島だ。
それがこんな短い間に、本当に沈んじまうなんてな。
島のあった場所には今や陸などかけらも見当たらず、
その波間のあわいに煌めくのがあの島にいた草木や花や鳥やけものたちの命の光なのか、
それともただ朝焼けを映す波の光なのか、
俺の目にはどうにも区別がつかない。
それがこんな短い間に、本当に沈んじまうなんてな。
島のあった場所には今や陸などかけらも見当たらず、
その波間のあわいに煌めくのがあの島にいた草木や花や鳥やけものたちの命の光なのか、
それともただ朝焼けを映す波の光なのか、
俺の目にはどうにも区別がつかない。