Eno.323 冥月サトリの日記

Page8-4:寝具

 
話も融通もきかない最悪の同乗者にハンモックを譲った。
あれで寝ている間は大人しくなると願おう。
元々野外で寝る時に地面につかないよう使っていたものだから、僕にはもう必要ない。
船の中なら、その辺の綺麗な場所で横になればいいからね。

が、問題はそこじゃない。
お返しにプリンをもらってしまった。タライに入れて……。

いつ誰がどこで作ったのか何もわからないプリンだ。
食べたい気持ちと食べたくない気持ちが共存している。
いっそ本当に海に捨ててしまおうか迷ったけれど、
そんなところを誰かに見られでもしたらそれはそれで最悪だ。
仕方がないので、船員に頼んで食料保管庫にあった冷蔵庫の端に置かせてもらった。

僕は一体何をやっているんだ……。