Eno.165 冒険者ゼイルの日記

むかしむかし

オレは港町で生まれた。
父親が赤い目、母親は緑色の目だ。
赤い目は異端ではなく、珍しい存在だと町では言われていた。

片道1時間かかる学舎に行き、港町で20年間過ごした。

そして成人になった時。
故郷で酒を飲むことになった。
成人の儀式として地元のビールを飲むことになっていたんだ。
大人になっていくもの達を見て、あれは飲めるのかと不安だった。

そして自分の出番が来た。

オレは初めて酒というものを味わった。
素晴らしかった。水やコーヒーなんかより断然美味かったんだ。
酒は<百薬の長>なんて言われているらしい。
東方の言葉だったかもしれない。

それからオレはについて気になってしまったというワケさ。