そのご-2 先に帰ってた仲間
調書が終わりこの海に関する情報をまた一つ手に入れ、こっちを選択した仲間はいまどう過ごしてるかな?と船内をあるいたけど、アイラくんしかいなかった。
学者風の船員から聞いた話によると陸地にいる間と島から24海里離れたあたりから、【異能封じ】の性質は薄れていくとのことで転移系の魔法を使うか船備え付けの【門】で【絶海領域】ではない【海】に出る前から行きたい場所へ帰ることができるという。
そうか、任務途中での遭難事故だったなら本来の能力か【門】を使って帰ったんだ。
帰った先がどんな世界であっても、そこで自分らしく日常を取り戻してくれているならそれで十分さ。
アヒルくん渡せなかったな…。
静かな共有スペースで彼らに想いを寄せていたら船員から渡して欲しいと頼まれた手紙を貰った。この文体はトト兄さんからだ。
相変わらずの優しさと少々の皮肉に満ちた文章で書かれたそれぞれの旅路の無事を祈る内容だった。
そんなこと、言われたらまた会いたくなるよ。
![]()
そう、両手に資料を抱えたおじさんに声をかけられ、ぼくの住んでいた世界で父さんが引き起こしてしまった事の状況を聞かされた。
住んでいた場所は歪んでしまった。 多くの人は変わらない日常が続いているというが、我々は架空の町と人に置き換わり本来の風景はなにもかもなくなった跡地だけが続いている。仕掛けた敵に対し最大の反撃を模索するため有識者一同が集まり【隠蔽解除】を試みていることや、ぼくが保護対象になっていることを知らされた。
帰ることを選択すれば敵に狙われ続ける、いまの私たちが持つ戦力では守り切れない。とも告げられた。
ぼくは帰る家も世界も無くしてしまった。
学者風の船員から聞いた話によると陸地にいる間と島から24海里離れたあたりから、【異能封じ】の性質は薄れていくとのことで転移系の魔法を使うか船備え付けの【門】で【絶海領域】ではない【海】に出る前から行きたい場所へ帰ることができるという。
そうか、任務途中での遭難事故だったなら本来の能力か【門】を使って帰ったんだ。
帰った先がどんな世界であっても、そこで自分らしく日常を取り戻してくれているならそれで十分さ。
アヒルくん渡せなかったな…。
静かな共有スペースで彼らに想いを寄せていたら船員から渡して欲しいと頼まれた手紙を貰った。この文体はトト兄さんからだ。
相変わらずの優しさと少々の皮肉に満ちた文章で書かれたそれぞれの旅路の無事を祈る内容だった。
そんなこと、言われたらまた会いたくなるよ。
「ここにいたか、大事な話がある時間いいかな?」
そう、両手に資料を抱えたおじさんに声をかけられ、ぼくの住んでいた世界で父さんが引き起こしてしまった事の状況を聞かされた。
住んでいた場所は歪んでしまった。 多くの人は変わらない日常が続いているというが、我々は架空の町と人に置き換わり本来の風景はなにもかもなくなった跡地だけが続いている。仕掛けた敵に対し最大の反撃を模索するため有識者一同が集まり【隠蔽解除】を試みていることや、ぼくが保護対象になっていることを知らされた。
帰ることを選択すれば敵に狙われ続ける、いまの私たちが持つ戦力では守り切れない。とも告げられた。
ぼくは帰る家も世界も無くしてしまった。