Eno.323 冥月サトリの日記

Page8-7:確認

 
元の世界に帰れるのは夜明け頃らしい。
寝て待っていようか迷ったけれど、
寝ている間に世界間渡航が起きて妙な事が起きては困るから起きていることにする。
結局、あのシマにナガサレてからまとまった睡眠をほとんど取れていない気がする。

改めて手荷物を確認する。
食料。これらは船に寄付として置いていく。釣り餌ぐらいにはなるはずだ。
他にも、シマで生活するために作った道具ももう必要ない。
持って帰っても、扱いが厄介なゴミになるだけだ。

そういえば、漂着船で拾った妙な花もあった。
あのシマで見かけた花はどれもあまり見たことないものだったけれど、
この花は特別、なぜだか妙に捨てがたい。
僕に花を愛でる趣味はないはずだけれど、どうしようかな。