答えのこと、みんなのこと
妖精は僕らの仲間からの離脱を宣言した。
勇者は一人、嵐の洞窟で聖剣を抜く修行を始めた。
家事雑事はなし崩しに神官の役目になった。
当初、いつも家事を妖精に投げてる神官のことだから、どうせ家事を投げ出して泣き言でも言うんじゃないかと思ってた。
でも、神官は投げ出すどころかてきぱきと仕事をやってのけた。
聞けば早くに親を亡くして身の回りのことは一人で出来るらしい。
それは僕にとって、まあまあ衝撃だった。
僕らには目的がある。
それは世界を救うことだったり、
魔王を守ることだったり、
縄張りを守ることだったり、
愛を説くことだったり、
払った税よりも多く福祉を享受することだったり。
それとは別に、僕らは何かを欲している。
それが僕にとっては『みんなをお手伝いすること』で、
神官にとっては、『妖精に叱られること』だった、
答えは人によって違う、そんな当たり前で、ただそれだけの話。
その後いろいろあってなんとか上手く収まったけれど。
この旅の英雄譚を語るには、僕は少々役不足だ。
パーティに入ってまだ間もないし、
何しろ勇者たちみたいな主人公じゃない。
魔王軍も加入して、このパーティはさらに多様性を増した。
僕がいなくても、僕の役割は誰かが補ってくれるだろう。
その上で、僕に出来ること、僕の目的、僕が欲しいものを考え直したとき、
僕は、この船を降りる決意をした。
僕が目指すものは、法による人と魔族のEVEN-EVENの関係の確立だ。
どちらかが勝とうとして、もしくはどちらも勝とうとして無理をすることのない互いの共存。
人がいて、魔族がいて、その真ん中に解決すべき問題がある。
僕が欲しいものは、きっとその過程にあるだろう。
勇者は一人、嵐の洞窟で聖剣を抜く修行を始めた。
家事雑事はなし崩しに神官の役目になった。
当初、いつも家事を妖精に投げてる神官のことだから、どうせ家事を投げ出して泣き言でも言うんじゃないかと思ってた。
でも、神官は投げ出すどころかてきぱきと仕事をやってのけた。
聞けば早くに親を亡くして身の回りのことは一人で出来るらしい。
それは僕にとって、まあまあ衝撃だった。
僕らには目的がある。
それは世界を救うことだったり、
魔王を守ることだったり、
縄張りを守ることだったり、
愛を説くことだったり、
払った税よりも多く福祉を享受することだったり。
それとは別に、僕らは何かを欲している。
それが僕にとっては『みんなをお手伝いすること』で、
神官にとっては、『妖精に叱られること』だった、
答えは人によって違う、そんな当たり前で、ただそれだけの話。
その後いろいろあってなんとか上手く収まったけれど。
この旅の英雄譚を語るには、僕は少々役不足だ。
パーティに入ってまだ間もないし、
何しろ勇者たちみたいな主人公じゃない。
魔王軍も加入して、このパーティはさらに多様性を増した。
僕がいなくても、僕の役割は誰かが補ってくれるだろう。
その上で、僕に出来ること、僕の目的、僕が欲しいものを考え直したとき、
僕は、この船を降りる決意をした。
僕が目指すものは、法による人と魔族のEVEN-EVENの関係の確立だ。
どちらかが勝とうとして、もしくはどちらも勝とうとして無理をすることのない互いの共存。
人がいて、魔族がいて、その真ん中に解決すべき問題がある。
僕が欲しいものは、きっとその過程にあるだろう。