Eno.146 少女の日記

無題

そうしてすべての片が付き。
新たな図書館の依り代が二つ。

そして、これはその図書館の本来の姿の場所でのこと。

二人が同時に、二人の元へ。

やってきたは白日『白日の改定者』夕暮『夕暮の廃却所』
待つは明星『塔の司書』常闇『常闇の所轄管理者』

広げられた、既知なる島と海の、未知なる物。

「予想通りではあったが、それ以上に面白い現象になっているのは確かだな。
 あかずきんとマッチ売りが、別の場所にいたにもかかわらず同時に巻き込まれたおかげか」



明星の司書『塔の司書』は納得がいったかのように頷いていた。

「保管庫にとりあえず全部運ぶか。あかずきんもマッチ売りも元の場所へ戻っていい。
 ただ、夕暮と常闇の司書補佐、それとマオを呼んでくれ」



塔の図書館。
そこにはあらゆるものが存在する限り収められていく。

「……もう一度縁が『合』ったとき、呼ばれるのは黄昏か、回想か。それだけが、懸念事項だな」