無題
そうしてすべての片が付き。
新たな図書館の依り代が二つ。
そして、これはその図書館の本来の姿の場所でのこと。
二人が同時に、二人の元へ。
やってきたは白日と夕暮。
待つは明星と常闇。
広げられた、既知なる島と海の、未知なる物。

明星の司書は納得がいったかのように頷いていた。

塔の図書館。
そこにはあらゆるものが存在する限り収められていく。

新たな図書館の依り代が二つ。
そして、これはその図書館の本来の姿の場所でのこと。
二人が同時に、二人の元へ。
やってきたは白日と夕暮。
待つは明星と常闇。
広げられた、既知なる島と海の、未知なる物。

「予想通りではあったが、それ以上に面白い現象になっているのは確かだな。
あかずきんとマッチ売りが、別の場所にいたにもかかわらず同時に巻き込まれたおかげか」
明星の司書は納得がいったかのように頷いていた。

「保管庫にとりあえず全部運ぶか。あかずきんもマッチ売りも元の場所へ戻っていい。
ただ、夕暮と常闇の司書補佐、それとマオを呼んでくれ」
塔の図書館。
そこにはあらゆるものが存在する限り収められていく。

「……もう一度縁が『合』ったとき、呼ばれるのは黄昏か、回想か。それだけが、懸念事項だな」